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●長野県下伊那地方で支障木の伐採をしてます!

カーツ VR540-TLE48をバーハンドル化する

2018年10月21日、背負式刈払機(草刈機)カーツ VR540-TLE48 をツーグリップハンドルからバーハンドルへの改造を開始しました。 今年、ループハンドルからツーグリップハンドルへ改造したものの、竿の角度調整に力がいり、長時間の草刈りができませんでした。 バーハンドルにすればテコの力で角度調整できるので、ツーグリップよりも操作が容易になるのではと思い、改造方法について情報収集し始めました。 直径26mmの竿に接続するクランプについてはUハンドルのものがすぐにアマゾンで見つかりましたが、問題はUハンドル用に作られた直径19mmの穴に収まるグリップをどうするかです。 19mmのパイプは農業用のものが手に入るとして、グリップ部分をどうするのか…。アイデアがどうしても浮かびません。 しかし、この機種を購入するきっかけとなったyoutubeのyuki hiroさんの刈払機はバーハンドルへの改造に成功されています。 そこで早速、yuki hiroさんへ改造方法についてメールで問い合わせをしました。そして、ありがたいことに、改造方法はもとよりこの機種を使いこなす上で重要な情報を含んだご丁寧な返信をいただきました。 それによれば、山田機械工業(ビーバー)という会社のグリップの先端はM8ボルトになっており、M8ナットでパイプを挟み込むようにして固定しているとのことでした。 先端がM8ボルトになっている!これは非常にありがたい情報でした。感謝、感謝です。早速、近所の農機具屋さんに同じグリップを注文しました。送料がかかると言われましたが、案外安く税込2,970円。 写真は改造に使う部品です。クランプはアマゾンより後日届きます。
まず、M8袋ナット+M8ナット+長ナット3/8インチを溶接します。長ナットが少し長いので高速切断機で切断します。
こんな感じで繋いでいきます。
溶接機は「SUZUKID ノンガス直流半自動溶接機 アーキュリー80ルナII」です。
アーク溶接機も持っているんですが、半自動は簡単にスパークするし、ほんと楽ですね。薄物については100V電源でしっかり溶接できるので、これがオススメです。
ワイヤーは付属しないのでこちらもお忘れ無く。
付属のお面は使い物にならないので、お面も必要です。こちらがオススメ。
溶接しました。相変わらず下手くそです。まあ、隠れてしまうからいいんです。今日はここまで。
2018年10月23日、グリップのクランプ(固定具)がアマゾンより届きました。
竿を通す穴は26mm。
グリップを通す穴は19mm。隙間調整用のゴムシートまでついています。今回はピッタリサイズのパイプなので不要です。
グリップへ通すパイプを切り出します。
しっかり固定したいのでクランプと同じ長さにしました。
そして、前回溶接した金具をパイプに入れて、袋ナット側をきっちり溶接します。
反対側は穴を塞ぐ恐れがあったので溶接しませんでした。まあ、大丈夫でしょう。
グリップを装着します。いい感じです。
クランプへ装着しました。バッチリです。
ツーグリップのままですが、とりあえず本体に装着。カーツ VR540-TLE48バーハンドル化完成です!ツーグリップの位置をずらしてハイブリッドでいくのも手ですかね?
yuki hiroさんによると、この部分へ定期的に油をさすと竿の回転がよくなるみたいです。
2019年05月04日、今シーズン初めての草刈りをバーハンドルで行ってみました。結果はといいますと…残念ながら思うような草刈りはできませんでした。えー!って感じです。どうもこの刈払機は草刈り中、竿が右回転する傾向があり、それを押さえ込むのに力がいるようなんです。バーハンドル化することで解決するだろうと予想していましたが、どういうわけかツーグリップの時とほとんど変わりません。しかも、バーハンドルはツーグリップハンドルの時よりも腕に掛かる荷重が大きくなりました。これはゴム紐で首から吊るしかない。ということで買ってきました。ホームセンターの自転車コーナーから。
装着してみた結果、たしかにかなり軽くなり腕への負担は減らせました。でも竿が右回転する傾向は相変わらずです。正直参りました。八方塞がりです。これまでの苦労が全部無駄に思えてきました。この機種は自分には使いこなせないのかも…。だんだん落ち込んできました。それでも無理矢理草刈りを続け、手首と腕が限界を感じるほどに疲れてきた頃、半分ヤケクソになりながら竿を色んな持ち方で試してしてみました。するとどうでしょう。偶然にも素晴らしい持ち方を発見しました。そう、ツーグリップのグリップをバーハンドルの奥で握る。こうすることにより、バーハンドルが腕に触れ、見事に右回転する竿を押さえつけられること発見しました。急転直下。これはいい。
カーツ VR540-TLE48ツーグリップ+バーハンドル化完成!これで長時間草刈りができます。あれ、ここってバーハンドル化のページじゃなかったっけ。つまるところ、ツーグリップで使ってる訳だし。なんのページかわけわかんなくなってます。まあ、結果オーライですよね。ツーグリップ化、スロットルレバーの交換作業の詳細は「ツーグリップハンドル化する」をご覧下さい。
2019年08月02日、草刈り動画をyoutubeへアップしました。