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●長野県下伊那地方で支障木の伐採をしてます!

ゼノア BK3420FLをツーグリップハンドル化する

2018年05月12日、背負式刈払機(草刈機)をループハンドルからツーグリップハンドルに改造しました。 需要が無いのかこの改造(交換?)に関する情報がほとんどなかったので記事にします。 私はチップソー派ではなくナイロンコード派なんですが、ループハンドルは先端部分の押さえが効かず刈りムラができてしまうのに加え、 傾斜地で刈ると異常に手が疲れます。しかし、背負式ではなぜかツーグリップハンドルが販売されていません。 傾斜地はやっぱりツーグリップだと思います。 部品は刈払機購入元の「町のチェンソー屋」こと大分機販さんに問い合わせをし、適合を調べてもらって調達しました。 改造前の状態。
機種はゼノアBK3420FLです。33.6ccの排気量があります。
届いたツーグリップハンドルの部品です。グリップとスプリング2個です。
念のため裏面も。
さあ、改造開始です。取扱説明書を見ながらまずは、抜止ボルトを外します。
ジョイント締付ボルトを緩めます。
スロットルレバー取付スクリュ4本を緩めます。
そして、メインパイプを引っ張ると簡単に抜けます。
ループハンドルを外します。これは説明いらないぐらい簡単です。
メインパイプがあまりに汚かったのでパーツクリーナーで掃除しました。
グリップとスプリング2個を通します。グリップ位置の調整用に元々ツーグリップハンドルの刈払機を並べてみました。 当初、普通に部品を送ってもらえたので簡単にスプリングがハマるものだと思って作業をしてみたのですが、 これがお手上げ状態になるほど難しく、指でスプリングをハメようとしてみたり、スナップリングプライヤーを引っ張り出してきて試してみたりするもまったくハマらず。 しかも、土曜日なので業者さんは営業していないし、詳しそうな人に聞いて回りましたが、答えはでませんでした。 半分諦めかけながら、ネットで根気よく検索を続けてみると、なんと見つかりましたよ先駆者が。
答えはこれでした。そう、細めのラジオペンチ。上の状態から、こいつを使って無理矢理スプリングをグリップにねじ込むんです。手が痛くなるぐらい力がいります。 プロはいったいどうやっているんでしょう?
あとは逆の手順で組み立てて、完成!
何回か使ってみての感想は、やはりツーグリップにして正解でした。傾斜地でも疲れません。先端部分の押さえも効いて刈りムラもなくなりました。 ただ、某掲示板でも語られているように、正直ナイロンコード専用機として使うにはちょっと非力ですね。この機種は。もっとパワーが欲しいです。まあ、長持ち仕様なんでしょうけど。パワー重視の背負式刈払機のツーグリップ化は「こちら」をご覧下さい。ラジオペンチを使ったスプリングのねじ込み方がより詳しく載っています。