本文へスキップ

●長野県下伊那地方で支障木の伐採をしてます!

カーツ VR540-TLE48をツーグリップハンドル化する

2018年09月03日、背負式刈払機(草刈機)カーツ VR540-TLE48 をループハンドルからツーグリップハンドルに改造しました。 ついでにチェンソー式のスロットルレバーも非常に使いづらいので改造しました。 この機種は47.1ccの大排気量で現時点では国内最強です。楽巻きカッターにチタニウムナイロンコード3mmを装着してぶん回せば、破壊力抜群です。しかし、竿が無茶苦茶重いんです。 傾斜地ではループハンドルは竿を振り回すのに向きません。1日で筋肉痛になりました。改造前の写真を撮り忘れたのでネットから拝借しております。
この機種のスロットルレバーの改造については、すでに先駆者の方がおられるので、それを参考にアマゾンから購入しました。ありがたいことです。1個が1,890円。
改造前のスロットルレバー。六角レンチとプラスドライバーで取り外します。案外簡単です。
アマゾンより調達したスロットルレバーです。ええ、2つ購入しました。グリップ部分を差し込んでみたらこれがかなりキツくいい感じでしたので、 ツーグリップ化できるに違いない!ということで、1つはグリップ部分だけ使います。
グリップを竿に入れるのにキツキツでしたので結構悪戦苦闘しましたよ。それぐらいでないと回り止めが必要になりますしね。まあ、なんとか完成しました。 スロットルレバーのほうは、全然悩みません。ただの交換といった感じです。

実演してみての感想はというと、改善した点と微妙な点の両方がありました。たしかにツーグリップ化したことによって、そこそこ長時間草刈りできるようにはなりました。 しかしながら、グリップがどうしても少し空回りする点が気になります。やはりグリップの回り止めが必要みたいです。それからスロットルレバーについているストップスイッチが変な位置にあるせいで、レバー操作中に誤って押してしまい頻繁にエンストします。この問題はストップスイッチの配線を抜いて、チョークレバーでエンジンを停止させることで対応しました。まだまだ改善の余地がありそうです。あと、スロットルレバーの作りが少し甘いですね。値段が値段なので仕方ないですが、操作性や耐久性に少し不安が残ります。
2018年09月09日、注文していたグリップの回り止めのスプリングが到着しました。今回も前回のツーグリップハンドル化同様、「町のチェンソー屋」こと大分機販さんからゼノア刈払機用のスプリング2個セットを2つ購入しました。送料を入れるとなかなかのお値段!
正面からの写真。
念のため裏面も。果たして直径26mmの竿に取り付けたグリップに装着可能なんでしょうか?不安でいっぱいです。
さあ、作業開始です。フレキと竿を分離、竿に通してあったグリップとスロットルレバーを取り外し、スプリングを恐る恐る竿に通してみました。しかし、やはりこれは…無理かも…と思わせるキツさがありました。そこで、邪道ですが太めのペンチを使って、スプリングを伸ばしてみました。スプリングをすっ飛ばさないように注意が必要です。
あとは、もう何が何でもやるのみです。竿に傷がつこうがなんだろうが、細めのラジオペンチで無理矢理グリグリとスプリングをグリップへねじ込みます。
1個目のスプリングなんとかハマりました!2個目もここまでくればもう大丈夫!
2個目も無事ハマりました!
あとはもう勢いです。スロットルレバー側のグリップにもスプリングをハメていきます。さすがに3個めからは楽勝でした。
中指の爪の先が血で滲んでいます。今回も馬鹿力が必要でした。。あとは、この苦労が報われるような快適な草刈りができることを祈っています。
2018年09月13日、ストップスイッチの件がまだでしたよね。どんなストップスイッチにしようかなー、とネットで情報収集していたんですが、ハッと気づきました。すでに手元にストップスイッチあるじゃないですか、おバカですね。そうです。ストップスイッチ付きのスロットルレバーを2つ買ったんでした。これを使わない手はありません。スロットルレバーを2つ竿に付けて片方をスロットルレバー用、もう片方をストップスイッチ用にすれば見事に解決じゃないですか。
まずは、現状のスロットルレバーのカバーを外しまして。
スロットルワイヤーを外したら、ネジを緩めて前へズズっとずらします。これをストップスイッチ専用とします。レバー部分は要らないので取り外します。
こちらは保管してあったスロットルレバーです。スロットルレバー専用とするため、半田ゴテを使ってストップスイッチ用の配線を取り除きます。というか、グリップの改造時点で綺麗に取り外すために、すでに半田ゴテを使って取り外してありました。
あとは、スロットルワイヤーを巻いて取り付けるだけ!紛らわしいですが、レバーがついているほうがスロットルレバー、レバーがついていないほうがストップスイッチです。効かないスイッチのほうは後で黒く塗りましょうかね。
カーツ VR540-TLE48 ツーグリップ仕様完成です!たぶん、ツーグリップとしてはいい感じの完成度だと思うんですが、実演してみてまた感想を書きます。最後に、お決まりですが、マネされる方は(いるのかな?)くれぐれもお怪我のないように。それと今後何が起こるかわからない改造ですので自己責任でお願いします。
実演してみた結果、当日は快調に刈れましたが、腕の筋肉痛で2日目以降はとても長時間は刈れませんでした。ツーグリップ化しても短期決戦型ですね。この機種は。でもまだ次の手があります。「バーハンドル化する」へと続きます。