2018年10月05日、「四国製作所 クローラ型運搬車 XL391D」の前側の鳥居を溶接して自作しました。この鳥居は稲刈りシーズンになると稲刈り仕様として下の写真のように変身し、稲束の運搬に活躍するのですが、現状は直管パイプを塩ビ管用のエルボで繋いでいます。そのため、支柱を立てるとクルクルと回ってしまい具合がよくありません。引っ張ると簡単に抜けてしまいますし。
現状の鳥居。
直管パイプは25.4mmのものが丁度よく、これは変更できません。なので変更するのはエルボのほうなんですが、農業用として使われているエルボに25.4mm用が見つかりませんでした。その他は無駄に高額だったり、適合が怪しかったり。いろいろ探してみた結果、ホームセンターで見つけた下の水道配管に使われる鋼管用の白エルボ3/4インチが安いのに加え、完全にハマるまでいかないにしても、サイズ的にそこそこいい感じでしたのでこれを使用します。エルボに油分があるのでパーツクリーナーで洗浄します。油分は溶接不良を起こすみたいです。
さあ、バチバチッと溶接です。溶接機は「SUZUKID ノンガス直流半自動溶接機 アーキュリー80ルナII」です。
アーク溶接機も持っているんですが、半自動は簡単にスパークするし、ほんと楽ですね。薄物については100V電源でしっかり溶接できるので、これがオススメです。
ワイヤーは付属しないのでこちらもお忘れ無く。
付属のお面は使い物にならないので、お面も必要です。こちらがオススメ。
まずは、だいたい直角だろうという所で点付けします。
点付けできました。縦パイプとエルボを一カ所ずつ点付けし、横パイプの長さを確認するとエルボが塩ビ管の時よりも長さがあるようでしたので、高速切断機で微調整を繰り返しながら横パイプを切断しました。
これで良し、というサイズに切断したら、全周、完全に溶接します。下手くそです。イモ溶接です。まあ、強度は大丈夫でしょう。
あっけないですが完成です。これで稲刈り仕様にしても支柱が回りません。耐久性も向上しているはずです。
運搬車に装着してみました。ピッタリです。来年の稲刈りシーズンに活躍してくれそうです。