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●長野県下伊那地方で支障木の伐採をしてます!

擁壁工事2

2017年10月30日の台風で墓の下の土手が崩落しました。今回も自力でやるしかありません。崩落の幅が3m程度なことから2013年に崩れた石垣の石を使って練り積みを実施することとなりました。生コン打設時のみ父に手伝いをお願いし、その他はすべて自分一人で行います。ユンボで道を作りながらここまで到達し、運搬車10台分以上はあったでしょう。土砂を離れた空き地まで運びました。新しい運搬車にはリフト・ダンプ機能があり、軽トラへ直接土砂を積み込むことができます。軽トラにもダンプ機能があり大活躍しました。
いきなり、ですがここまで進んだ写真です。石積みも初めてのようなものなので、とにかく3段は積まないと形が見えてこない不安がありました。今回も3カ所水抜きパイプを使います。ちなみにパイプはVP50です。基礎は砕石0-40mmを15cm、とその上にドデカい根石です。
今回もホーシンのパイプホルダーとパイプフィルターを使いました。


写真が無いのですが、この後、裏込め材の土砂をランマーで突き固め、その上に止水コンクリートを5cm打設しました。相手が天然の石なので大きさにバラつきがあり、裏込めコンクリート厚を確保するためにエンジンカッターで石を切断する場面が何度もありました。コンクリートは1回目は生コン屋から空練りを0.15立米購入し、軽トラで自宅まで運び、運搬車へ移して現場まで運び、コンクリートミキサーで練って打設しました。その後、2、3、4回目は0-40mmの砕石を25mmのフルイにかけてポルトランドセメントと混ぜて打設しました。

■コンクリートミキサーによる生コン打設の段取り
(すべて自分で練る場合)
・剥離剤の塗布
・コンクリート位置だし
・ブリキバケツの準備
・コテの準備
・バイブレーターの準備
・水の準備
・砕石の準備
・セメントの準備
上から見た現場全体像。あまり片付いてないですね。。
すべて積み終わりました。生コン打設もあと1回となりました。止水コンクリートから上の裏込め材は0-40mmの砕石を使用しましたが、ここからは土砂となるため、砕石の上へステラシートを敷きます。余談ですが地元の金物屋さんでステラシート1m×10mが3,400円もしました。ちょっと前は3,000円しなかったと思います。。
完成からだいぶ年月がたった写真となってしまいましたが、完成です。