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●長野県下伊那地方で支障木の伐採をしてます!

米作り2018-3

2018年04月16日、飯田市の伊藤牧場さんから牛糞堆肥が2トン車で届きました。ここの堆肥はサラサラでまきやすいので気に入っています。 明日は午後から雨らしいので、時間がありません。堆肥がビシャビシャになったら、まきづらいので困ります。
どんな作業かといいますと、ユンボでよっこらしょと堆肥をすくって、運搬車へ乗せて。
ひたすらスコップでまきます。できるだけ均一に。たくさんまくので結構腕にきます。
2018年04月20日、堆肥だけでは補いきれない肥料を散布機で散布しました。BM苦土重焼燐は、く溶性リン酸が主ですが、苦土(マグネシウム)の他、微量要素であるマンガン、ホウ素を含みます。 反当20kg散布しました。もう一つは普通の14-14-14の化学肥料です。14は窒素、リン酸、カリウムがそれぞれ14%含まれているという意味です。こちらは反当11kg散布しました。 堆肥栽培は効き目のスタートが遅いためスターターとしてこの化学肥料を用いています。これでも一応、への字稲作(への字のようにゆっくりと成長させる栽培法)を目標としています。
さて同日の朝、催芽(さいが)という種籾の芽を少しだけ出す作業を開始しました。これまで水温11度で約10日間、浸種 (しんしゅ)しました。これによって芽が出る準備が整いましたで、 水温を28度に上げます。この作業をすることにより種籾をまいた後の出芽を揃えることができます。専用の装置ももちろん売っていますが高いです。 昔、熱帯魚を飼っていた時に使っていたサーモスタット付きヒーターと、循環ポンプを使います。循環ポンプで水槽全体の温度を一定にし、酸素供給を行います。
芽が出る前の種籾。
朝から催芽作業に入りましたが芽が出始めたのは、夜中の2時頃だったと思います。眠い目をこすりながら確認しに行き、芽がこれ以上出るのを止めるために冷たい水と交換しました。 芽がちょっとだけ出た種籾は、私にはクリオネに見えてなんだか可愛いです。
2018年04月21日、種籾の播種(はしゅ)を行いました。いわゆる種まきですね。この作業がはじまると、いよいよだなーという気分になります。 まずは苗箱を並べます。
根切りシートを敷きます。これを敷いておくと、田植えの時に根が絡まずに苗を簡単に取り出せます。
エースマットという床土の代わりのマットを敷きます。
たっぷりと灌水します。
種籾をまきやすくするために洗濯機で脱水します。最初の頃はこんなことして大丈夫だろうか…と緊張しながらやってました。標準モードで脱水して全然問題ありません。
「みくに式種まき機」なるものを使って種籾をまいていきます。種籾を容器に入れてレールの上をスライドさせるだけで種がまける優れものです。これも昔にヤフオクで調達しました。 だいたい1箱130gの計算でまいています。
種まきが終わったら、今度は覆土をします。「みくに式種まき機」が2つあるので片方を覆土用に使っています。
なんとかお昼までに終わらせることができました。一番上と下の箱は土だけしか入っていません。
パレットの下に電熱線を設置し、サーモスタットの設定を25度に設定しました。ブルーシートなどで熱が逃げないように保温して、出芽作業に入ります。やれやれです。