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●長野県下伊那地方で支障木の伐採をしてます!

米作り2018

2018年04月09日、いよいよ米作りがスタートしました。今年で米作りは7年目です。毎年新たな試みに挑戦してきたので大失敗もありましたが、 その分、短期間でいろいろな経験ができたと思っています。ポリシーとしましては、品種はコシヒカリ。農薬は除草剤1回のみ。肥料は牛糞堆肥を主体とし、 足りない部分は有機肥料や化学肥料で補うというやり方です。コシヒカリはイモチ病に非常に弱く、稲の苗や田んぼへ農薬を使用するのが当地では標準です。 イモチ病の防除をしない私の場合は、収量を上げようと窒素肥料を多く投入すれば、たちまちイモチ病にやられ、収量がた落ちという憂き目にあいます。 イモチ病は天候にも左右されるため、長雨が続いても本当にヒヤヒヤします。また、イネミズゾウムシ等の害虫防除もしません。 防除をしないとどうしても畦際に多少の被害は出ますが、稲は強いので、放っておいてもある程度は復活します。 稲刈りはバインダーという稲を刈って結束してくれる機械を使い、稲ハザと呼ばれる物干しスタンドのような稲干台に人力で稲を掛けて天日干しを行います。コンバインと違って大変です。
さて、稲の作り方の説明はこれぐらいにして今日の作業内容です。まずは塩水選と呼ばれる良い籾と悪い籾の仕分けを行います。 購入種子については塩水選をやらなくても良い、という意見もありますが、良い苗を育てたいので面倒でもやります。 ぬるま湯10リットルに対して硫安2.8kg用意します。塩でもいいのですが、硫安だと後で堆肥に混ぜて使えます。
硫安をぬるま湯のバケツに投入したら、よく混ぜて比重を測るために生卵を浮かべます。卵が横に浮かべばOKです。OKですね。
種籾をドサッと投入して混ぜます。
浮いた種籾をすくい取ります。悪い種籾は浮くのです。
すくい取った種籾。堆肥になってもらいましょう。
塩水選が終わったら水でよく洗浄します。
その後、すみやかに温湯消毒を行います。60度で10分です。圧力鍋とIHクッキングヒーターを使います。
終わったらすぐに水で冷やします。そして浸種 (しんしゅ)に移ります。この水は横井戸からのいい水です。ゆっくりと発芽させます。あ、この配管は自分でやりました。